論文

公開件数: 18 件
No. 掲載種別 単著・共著区分 タイトル 著者 誌名 出版者 巻号頁 出版日 ISSN DOI URL 概要
1 研究論文(学術雑誌)
共著
Stress hormone responses in ayu Plecoglossus altivelis in reaction to different catching methods: comparisons between electrofishing and cast netting
Satoshi Awata • Tetsuya Tsuruta • Takashi Yada • Kei’ichiro Iguchi
Fisheries Science

79/ 2, 157-162
2013/03

10.1007/s12562-012-0592-3


2 研究論文(学術雑誌)
共著
Diet and food selectivity of Japanese fluvial sculpin Cottus pollux (large-egg type) in the upper regions of the Chikuma River
Takaharu Natsumeda, Tetsuya Tsuruta, Hirohiko Takeshima & Kei’ichiro Iguchi
Ichthyological Research

59/ 4, 354-364
2012/11




3 研究論文(学術雑誌)
共著
Feeding territory and variations in behavioural modes of algae-grazing fish Plecoglossus altivelis ryukyuensis (Ryukyu-ayu) in subtropical island streams
Satoshi Awata, Tetsuya Tsuruta, Shin-ichiro Abe, Yasuji Tamaki & Kei’ichiro Iguchi
Ecology of Freshwater Fish

21/ 1, 1-11
2012/01




4 研究論文(学術雑誌)
共著
Effect of fish in rice-fish culture on the rice yield

Fisheries Science

77/ 1, 95-106
2011/01



水田内で魚を養成することにより米の収量が増大する生態学的プロセスを検証するため、実験水田を用いて調査を行った。その結果、養魚水田では,魚の摂餌の影響により、ウキクサ類の被覆率および動物プランクトンや底性無脊椎動物の個体数が減少した。また、魚が排泄を行うことにより、水田水中の硝酸性窒素濃度が高い値を示した。その結果として、フナ類の排泄物が施肥効果をもたらし、米の収量が増大したと考えられた。
鶴田哲也、山口元吉、阿部信一郎、井口恵一朗
共同研究につき本人の担当部分の抽出不可能
5 研究論文(学術雑誌)
共著
短期間・長期間の濁りに対するアユのストレス応答

水産増殖

58/ 3, 425-427
2010/09



異なる懸濁物質濃度の濁水を短時間、もしくは長時間アユに暴露し、本種におけるストレス応答の実態を調査した。その結果は、低レベルの濁水であっても長時間曝されることによって、アユにとってストレッサーとして作用することが示唆された。
安房田智司、武島弘彦、鶴田哲也、矢田 崇、井口恵一朗
共同研究につき本人の担当部分の抽出不可能
6
共著
Changes in prolactin mRNA levels during downstream migration of the amphidromous teleost, ayu Plecoglossus altivelis

General and Comparative Endocrinology

167/ 2, 261-267
2010/06



孵化直後に海へと流下するアユ仔魚を対象に、天然河川における海への降河または淡水から海水へ実験的に移植した際のプロラクチンのmRNA 量の変化を調査した。その結果、プロラクチンは、アユ仔魚が海水に適応する際に重要な役割を果たしていることが示唆された。
矢田 崇、鶴田哲也、坂野博之、
山本祥一郎、高澤俊秀、井口恵一朗、内田和男、兵藤 晋
共同研究につき本人の担当部分の抽出不可能
7 研究論文(学術雑誌)
共著
明・暗条件下におけるオイカワ,ウグイおよびスミウキゴリのアユ仔魚捕食

魚類学雑誌

57/ 1, 51-55
2010/04



アユ仔魚に対する昼間と夜間における捕食圧を評価する目的で、オイカワ、ウグイおよびスミウキゴリによって消費されたアユ仔魚の個体数を明・暗実験条件間で比較した。その結果、オイカワとウグイでは明条件より暗条件において、より多くのアユ仔魚を捕食する傾向が認められた。したがって、昼行性であるこれら2種の捕食者が高密度で生息する河川では、アユ仔魚は夜間より昼間のほうが強い捕食圧にさらされると推察される。
鶴田哲也、小池亮人、武島弘彦、
棗田孝晴、井口恵一朗
共同研究につき本人の担当部分の抽出不可能
8 研究論文(学術雑誌)
共著
絶滅のおそれのある日本産淡水魚の生態的特性の解明
棗田孝晴、鶴田哲也、井口恵一朗
日本水産学会誌

76/ 2, 169-184
2010/03



絶滅のおそれのある汽水・淡水魚類226種と非該当種132種を対象とし、生息場所、体サイズ、食性などの20変数に着目して、国内広域分布種から絶滅危惧種へと移行した魚種の生態的特性の抽出を試みた。その結果、人間活動における各魚種への干渉や馴染みの程度を示す、人間との距離が、普通種から絶滅危惧種への移行を予測するうえで有効であることが示された。
9 研究論文(学術雑誌)
共著
Winter feeding of the common cormorant (Phalacrocorax carbo hanedae) in a temperate river system in Japan
棗田孝晴、鶴田哲也、亀田佳代子、井口恵一朗
Journal of Freshwater Ecology

25/ 1, 41-48
2010/03



冬期の内陸部におけるカワウの漁業被害の実態解明に資することを目的として、冬期に千曲川で有害鳥獣駆除により捕殺されたカワウ22個体を対象に、胃内容物調査を実施した。その結果、群れを形成するオイカワやウグイがカワウに捕食されやすいことが明らかとなった。
10 研究論文(学術雑誌)
共著
奄美大島産リュウキュウアユの産卵環境
鶴田哲也、阿部信一郎、米沢俊彦、井口恵一朗
応用生態工学

12/ 2, 109-117
2009/12



絶滅が危惧されているリュウキュウアユを対象に、保全プログラムの構築を目指して、産卵条件に関する現地調査を行った。産卵床の集まるエリア内の環境変数にロジスティック回帰分析を適用すると、産着卵の有無を説明する要因として底質硬度が抽出された。また、産卵床付近に多量に出現したオキナワヒゲナガカワトビケラは、同所的なアユの産卵を阻害する可能性が示唆された。
11 研究論文(学術雑誌)
共著
千曲川流域の水田における底生動物の群集構造に及ぼす捕食者と除草剤の影響
鶴田哲也 、多田 翼、小寺信義、赤川 泉、井口恵一朗
陸水学雑誌

70/ 1, 1-11
2009/05



慣行水田における底生動物の群集構造に影響を及ぼす要因を解明することを目的として、千曲川流域の水田で調査を実施した。その結果、肉食性水生昆虫の個体数が、優占種である貧毛類やユスリカ幼虫の個体数に影響している可能性が示唆された。また、異なる種類の除草剤が使用されていた水田間でも底生動物相に違いが認められた。この原因として、除草剤の種類による生態毒性の強さの違いがもたらす直接的・間接的影響が考えられた。
12 研究論文(学術雑誌)
共著
フナ米の食味評価と稲田養魚に対する一般意識
井口恵一朗、鶴田哲也、高橋大輔、佐藤 哲
日本水産学会誌

75/ 1, 1-5
2009/01



稲田養魚に対する一般意識を知るために、炊飯米の味覚官能試験を実施した。実験田にフナ放養区と対照区を設けて米を栽培し、両試験米の食味を比較した。その結果、米の出自を伏せた試験では、フナ米と対照米の間の食味評価に差異が検出されなかったのに対し、出自を開示した試験では、フナ米の方が高い評価を得ることが明らかとなった。食の安全と環境の保全に敏感な消費者は、稲田養魚に対して良好なイメージを抱いていることが推測された。
13 研究論文(学術雑誌)
共著
放流アユ種苗を食害するカワウの摂餌特性
井口恵一朗、坪井潤一、鶴田哲也、桐生 透
水産増殖

56/ 3, 415-422
2008/09



ワウによる放流アユの食害防除に資することを目的として、富士川水系の2河川でカワウの摂餌場所の特性を調査した。目視観察の結果、カワウは河畔林等に見通しが遮られた人目に付き難い場所で採食すること、および水深20cm程度の浅瀬であっても、毎秒160cmを超える急流であっても摂餌が可能であることが明らかとなった。また、採食場所の魚類相調査の結果、カワウは魚影の濃い場所、特にアユの多い場所を選んで摂餌していることが明らかとなった。
14 研究論文(学術雑誌)
共著
Nesting habitat use and partitioning of three sympatric ninespine sticklebacks (genus Pungitius): implications for reproductive isolation
鶴田哲也、町田義康、後藤 晃
Environmental Biology of Fishes

82/ 2, 143-150
2008/04



3種のトミヨ属魚類(汽水型、淡水型およびエゾトミヨ)が共存する北海道東部の河川において、河川内営巣分布パタンと営巣微細環境を調査した。河川内営巣分布調査の結果、汽水型は主に塩分濃度と水温の高い下流域に、淡水型およびエゾトミヨは塩分濃度と水温の低い上流域に営巣する傾向が認められた。この結果は、汽水型と他の2種との間には物理環境要素に起因する場所的隔離が生殖的隔離機構として機能していることを示唆する。
15 研究論文(学術雑誌)
共著
Resource partitioning and asymmetric competition between sympatric freshwater and Omono types of ninespine stickleback, Pungitius pungitius
鶴田哲也、後藤 晃
Canadian Journal of Zoology

85/ 2, 159-168
2007/02



トミヨ属淡水型と雄物型の共存機構を解明する目的で、資源分割パタンに関する調査を行った。まず、胃内容物組成を調べた結果、同所的生息地の淡水型は利用する餌資源をシフトさせていることが示唆された。次に、野外で摂餌行動を調査した結果、雄物型では多くの個体が摂餌なわばりを持つ傾向が認められた。以上の結果から、型間の干渉型競争によってマイクロハビタット分割が起こり、結果として餌資源分割が生じたと考えられた。
16 研究論文(学術雑誌)
共著
Fine scale genetic population structure of the freshwater and Omono types of nine-spined stickleback Pungitius pungitius (L.) within the Omono River system, Japan
鶴田哲也、後藤 晃
Journal of Fish Biology

69/ SupplementB, 155-176
2006/03



雄物川水系におけるトミヨ属淡水型と雄物型の遺伝的集団構造の詳細を、アロザイム多型解析によって調査した。その結果、雄物型には地域性を反映した遺伝的集団構造が認められたのに対し、淡水型にはそのような構造が認められなかった。これは、雄物型のほうが歴史的に古い時代に本水系に侵入し、過去に起こった歴史的イベントによって雄物型内の地域集団間で長期間にわたって遺伝子流動が制限されていたことを示唆する。
17 研究論文(学術雑誌)
共著
Population structure of two ecologically distinct forms of ninespine stickleback, Pungitius pungitius: gene flow regimes and genetic diversity based on mtDNA sequence variations
高橋 洋、鶴田哲也、後藤 晃
Canadian Journal of Fisheries and Aquatic Sciences

60/ 4, 421-432
2003/03



トミヨ属淡水型と汽水型の生態的特性の相違が、両型の個体群構造にどの様に影響しているのかを明らかにするため、mtDNAの遺伝子型組成に基づく個体群間の遺伝子流動の推定を行った。その結果、2型は異なる遺伝的特徴を維持しているとはいえ、各型の遺伝子型間の塩基配列の違いは小さいことが明らかとなった。これは、2型の間でmtDNAの遺伝子移入が生じたことを示唆する。
18 研究論文(学術雑誌)
共著
Evidence for type assortative mating between the freshwater and Omono types of nine-spined stickleback in natural fresh water
鶴田哲也、高橋 洋、後藤 晃
Journal of Fish Biology

61/ 1, 230-241
2002/06



同所的に生息するトミヨ属魚類2型の営巣雄とその保護下にある卵を採取し、両者のmtDNAの遺伝子型を比較することにより同類交配の頻度を調査した。調査した127卵塊中126卵塊のmtDNAの遺伝子型が、営巣雄のものと一致した。これにより、2型の雌はそれぞれ同じ型の雄の巣に産卵すること、すなわち同類交配することが示された。この結果は、強い交配前隔離機構の存在を示唆する。