論文

公開件数: 66 件
No. 掲載種別 単著・共著区分 タイトル 著者 誌名 出版者 巻号頁 出版日 ISSN DOI URL 概要
1 研究論文(学術雑誌)
単著
歴史的勝訴と、ヘイト判決・国策判決と―3地裁判決を終えた朝鮮学校の「高校無償化」裁判闘争―

歴史学研究
歴史学研究会
968, 35-44
2018/03/15



朝鮮高級学校に対する「高校無償化」制度からの排除に抗議して、大阪、愛知、広島、九州、東京の五つの朝鮮高級学校の生徒あるいは学校法人が国を相手に訴訟を起こしている。このうち2017年に広島、大阪、東京の3地方裁判所で判決が宣告され、大阪地裁では原告が全面勝訴したものの、広島と東京では原告敗訴判決が言い渡される正反対の結果となった。本稿ではこれら裁判の判決内容を紹介し、その意義や問題点を指摘した。
2 研究論文(学術雑誌)
単著
大阪朝鮮学園補助金裁判判決に見る「歴史の偽造」 ―大阪府私立外国人学校振興補助金制度の創設をめぐって―

人権と生活
在日本朝鮮人人権協会
44, 6-12
2017/06/01



大阪朝鮮学園が大阪府と大阪市に対して補助金交付の再開を求めた裁判において、大阪地裁は2017年1月、原告敗訴の判決を言い渡した。判決は、被告大阪府が主張する《橋下徹前大阪府知事による「四要件」は、「大阪府私立外国人学校振興補助金」制度創設当初より、この制度に内在していた「一条校に準じる」という要件を明確化したもの》という筋書きを支持したのである。しかし大阪府が振興補助金を交付しはじめたのは、①設置者が学校法人、②日本社会の構成員としての教育をも実施、③「内なる国際化」推進のための教育機関整備、などの理由とあわせて、教育の機会均等実現を求める朝鮮学校関係者の交渉努力が実を結んだのではないかと思われる。したがって制度創設当初より「一条校に準じる」という要件が内在していたとは考えられない。
3 研究論文(大学,研究機関紀要)
共著
解放直後・在日済州島出身者の生活史調査(16・下)―高大成さんへのインタビュー記録―
藤永壯, 高正子, 伊地知紀子, 鄭雅英, 皇甫佳英, 高村竜平, 村上尚子, 福本拓, 高誠晩
大阪産業大学論集人文・社会科学編
大阪産業大学学会
28, 167-191
2016/10



在日の済州島出身者に、解放直後の時期を中心とした生活体験を語っていただくインタビュー調査の16回目の記録の後半である。
4 研究論文(大学,研究機関紀要)
共著
解放直後・在日済州島出身者の生活史調査(16・上)―高大成さんへのインタビュー記録―
藤永壯, 高正子, 伊地知紀子, 鄭雅英, 皇甫佳英, 高村竜平, 村上尚子, 福本拓, 高誠晩
大阪産業大学論集人文・社会科学編
大阪産業大学学会
27, 101-123
2016/06



在日の済州島出身者に、解放直後の時期を中心とした生活体験を語っていただくインタビュー調査の16回目の記録の前半である。
5 (MISC)総説・解説(大学・研究所紀要)
共著
解放直後・在日済州島出身者の生活史調査(15・下)―金慶海さんへのインタビュー記録―
藤永壯, 高正子, 伊地知紀子, 鄭雅英, 皇甫佳英, 高村竜平, 村上尚子, 福本拓, 高誠晩
大阪産業大学論集人文・社会科学編

25, 99-125
2015/10



在日の済州島出身者に、解放直後の時期を中心とした生活体験を語っていただくインタビュー調査の15回目の記録の第3回である。
6 (MISC)総説・解説(大学・研究所紀要)
共著
解放直後・在日済州島出身者の生活史調査(15・中)―金慶海さんへのインタビュー記録―
藤永壯, 高正子, 伊地知紀子, 鄭雅英, 皇甫佳英, 高村竜平, 村上尚子, 福本拓, 高誠晩
大阪産業大学論集人文・社会科学編

24, 163-190
2015/06



在日の済州島出身者に、解放直後の時期を中心とした生活体験を語っていただくインタビュー調査の15回目の記録の第2回である。
7 (MISC)総説・解説(大学・研究所紀要)
共著
解放直後・在日済州島出身者の生活史調査(15・上)―金慶海さんへのインタビュー記録―
藤永壯, 高正子, 伊地知紀子, 鄭雅英, 皇甫佳英, 高村竜平, 村上尚子, 福本拓, 高誠晩
大阪産業大学論集人文・社会科学編

23, 225-250
2015/02



在日の済州島出身者に、解放直後の時期を中心とした生活体験を語っていただくインタビュー調査の15回目の記録の第1回である。
8 (MISC)その他記事
単著
「第二次日韓協約」と現代日本―近年の議論から―

Sai

72, 8-12
2014/12




9 (MISC)総説・解説(大学・研究所紀要)
共著
解放直後・在日済州島出身者の生活史調査(14・下)―金玉来さんへのインタビュー記録―
藤永壯, 高正子, 伊地知紀子, 鄭雅英, 皇甫佳英, 高村竜平, 村上尚子, 福本拓, 高誠晩
大阪産業大学論集人文・社会科学編

22, 123-138
2014/10



在日の済州島出身者に、解放直後の時期を中心とした生活体験を語っていただくインタビュー調査の14回目の記録の後半である。
10 (MISC)総説・解説(大学・研究所紀要)
共著
解放直後・在日済州島出身者の生活史調査(14・上)―金玉来さんへのインタビュー記録―
藤永壯, 高正子, 伊地知紀子, 鄭雅英, 皇甫佳英, 高村竜平, 村上尚子, 福本拓, 高誠晩
大阪産業大学論集人文・社会科学編

21, 55-74
2014/06



在日の済州島出身者に、解放直後の時期を中心とした生活体験を語っていただくインタビュー調査の14回目の記録の前半である。
11 研究論文(学術雑誌)
共著
韓国・済州からの渡日史―東回泉マウルの事例から―
伊地知紀子, 高正子, 藤永壯
コリアン・スタディーズ

2, 117-131
2014/06



韓国・済州島のある村の住民たちの日本への渡航、定着、往来などの経験を記録した。本稿では家族に着目することによって、個々人の渡日に至る背景、ネットワーク、移動時期などの重層的な関係を明らかにしようとした。
12 (MISC)総説・解説(大学・研究所紀要)
共著
解放直後・在日済州島出身者の生活史調査(13・下)―夫煕錫さんへのインタビュー記録―
藤永壯, 高正子, 伊地知紀子, 鄭雅英, 皇甫佳英, 高村竜平, 村上尚子, 福本拓, 高誠晩
大阪産業大学論集人文・社会科学編

20, 31-55
2014/02



在日の済州島出身者に、解放直後の時期を中心とした生活体験を語っていただくインタビュー調査の13回目の記録の後半である。
13 (MISC)総説・解説(大学・研究所紀要)
共著
解放直後・在日済州島出身者の生活史調査(13・上)―夫煕錫さんへのインタビュー記録―
藤永壯, 高正子, 伊地知紀子, 鄭雅英, 皇甫佳英, 高村竜平, 村上尚子, 福本拓, 高誠晩
大阪産業大学論集人文・社会科学編

19, 151-177
2013/10



在日の済州島出身者に、解放直後の時期を中心とした生活体験を語っていただくインタビュー調査の13回目の記録の前半である。
14 (MISC)総説・解説(大学・研究所紀要)
共著
解放直後・在日済州島出身者の生活史調査(12・下)―李性好さんへのインタビュー記録―
藤永壯, 高正子, 伊地知紀子, 鄭雅英, 皇甫佳英, 高村竜平, 村上尚子, 福本拓, 高誠晩
大阪産業大学論集人文・社会科学編

18, 159-176
2013/06



大阪在住の済州島出身者に、解放直後の時期を中心とした生活体験を語っていただくインタビュー調査の12回目の記録の後半である。
15 (MISC)総説・解説(大学・研究所紀要)
共著
解放直後・在日済州島出身者の生活史調査(12・上)―李性好さんへのインタビュー記録―
藤永壯, 高正子, 伊地知紀子, 鄭雅英, 皇甫佳英, 高村竜平, 村上尚子, 福本拓, 高誠晩
大阪産業大学論集人文・社会科学編

18, 139-157
2013/06



大阪在住の済州島出身者に、解放直後の時期を中心とした生活体験を語っていただくインタビュー調査の12回目の記録の前半である。
16 研究論文(大学,研究機関紀要)
単著
日韓国交樹立と在日朝鮮人の民族教育―外国人学校制度案を中心に―

環東海レビュー

9/ 1, 5-36(ハングル), 37-65(日本語)
2013/04



本稿では1960年代後半に、日本の政府・保守勢力が成立させようとした外国人学校制度案に焦点を当て、その思想と政治的攻防の過程を描いた。日韓国交樹立を契機に立案されたこの制度には、朝鮮学校が「反日教育」を行っていると警戒し、民族教育を治安問題ととらえるこれら勢力の差別と偏見に満ちた認識が端的に表現されていた。しかしこの制度は、野党、日教組、学者・知識人・文化人、学生、そして一般市民の間に広範な反対勢力が形成されたことによって成立が阻止されたのである。
17 研究論文(学術雑誌)
単著
朝鮮学校補助金停止問題と植民地主義

歴史学研究

902, 16-24
2013/02



戦前・戦後を通じて繰り返される朝鮮学校を危険視する主張は、差別政策を正当化し、同化教育の発想を再生産してきた。今回の「高校無償化」排除・補助金停止政策も、差別と同化という植民地主義のイデオロギーにもとづく施策を継承していると見ることができる。
18 (MISC)総説・解説(大学・研究所紀要)
共著
解放直後・在日済州島出身者の生活史調査(11・下)―金玉煥さんへのインタビュー記録―
藤永壯, 高正子, 伊地知紀子, 鄭雅英, 皇甫佳英, 高村竜平, 村上尚子, 福本拓, 高誠晩
大阪産業大学論集人文・社会科学編

16, 87-99
2012/10



大阪在住の済州島出身者に、解放直後の時期を中心とした生活体験を語っていただくインタビュー調査の11回目の記録の後半である。
19 (MISC)その他記事
単著
書評 金富子『継続する植民地主義とジェンダー 「国民」概念・女性の身体・記憶と責任』
(単著)
ジェンダー史学

8, 122-126
2012/10



本書では、近現代日本での「臣民」「国民」概念及び植民地教育に現れた民族・階級・ジェンダーの関係性、女性の身体とその言説に現れた民族・階級・ジェンダーの関係性、継続する植民地主義とジェンダーとの関係性を分析している。解放後も韓国で植民地主義的な性暴力システムが継続していったという著者の主張が、とくに印象的であった。
20 研究論文(学術雑誌)
単著
植民地期・在日朝鮮人紡績女工の労働と生活―大阪在住の済州島出身者を中心に―
(単著)
女性史学

22, 16-32
2012/07



紡績工は済州島出身女性の日本における最も代表的な職業であり、その多くは大阪府の南部地方で就業していた。当時の済州島出身女工の労働・生活環境は過酷なものであり、階級意識に目覚めた女工たちが、労働条件の改善を求めて争議を起こす場合もあった。済州島出身女性の血のにじむような労働は、大阪の、そして日本の産業構造を支える底辺の一翼を担っていたのである。(『済州女性史II―日帝強占期―』済州発展研究院、2011年、掲載論文の日本語訳である。)
21 (MISC)総説・解説(大学・研究所紀要)
共著
解放直後・在日済州島出身者の生活史調査(11・上)―金玉煥さんへのインタビュー記録―
藤永壯, 高正子, 伊地知紀子, 鄭雅英, 皇甫佳英, 高村竜平, 村上尚子, 福本拓, 高誠晩
大阪産業大学論集人文・社会科学編

15, 157-177
2012/06



大阪在住の済州島出身者に、解放直後の時期を中心とした生活体験を語っていただくインタビュー調査の11回目の記録の前半である。
22 (MISC)その他記事
単著
鄭鎭星『日本軍の性奴隷制』を読む
(単著)
季刊 戦争責任研究

76, 32-36
2012/06



韓国社会における「慰安婦」問題への認識や、その解決を目指す運動の具体的な展開過程を、日本社会に紹介した研究書の類はほとんど見当たらない。本書の著者は韓国での運動と研究を第一線でリードしてきた方であり、その意味で本書は韓国での動向を知るための、うってつけの著作と言えるだろう。
23 (MISC)その他記事
単著
朝鮮学校に対する大阪府補助金停止問題の経緯

インパクション

184, 10-14
2012/04



「高校無償化」政策との関連で、2011年3月に大阪府が朝鮮高級学校への補助金を停止した問題、および2011年度に入ってから朝鮮初・中級学校への補助金支給も府議会で再検討されることになった問題などの経緯を簡略に整理した。
24 (MISC)総説・解説(大学・研究所紀要)
共著
解放直後・在日済州島出身者の生活史調査(10・上)―朴榮萬さんへのインタビュー記録―
藤永壯, 高正子, 伊地知紀子, 鄭雅英, 皇甫佳英, 高村竜平, 村上尚子, 福本拓, 高誠晩
大阪産業大学論集人文・社会科学編

13, 55-81
2011/10



大阪在住の済州島出身者に、解放直後の時期を中心とした生活体験を語っていただくインタビュー調査の10回目の記録の前半である。
25 (MISC)その他記事
単著
ジェンダー史学会第7回年次大会シンポジウム批評
(単著)
ジェンダー史学

7, 133-134
2011/10



ジェンダー史学会第7回年次大会のシンポジウム「植民地支配とジェンダー――『慣習法』と『近代法』の相克」で発表された野木香里、栗原純、富永智津子の各氏の研究報告に対するコメントである。
26 研究論文(学術雑誌)
単著
差別語の誕生、そしてその記憶―‘第三国人’について―
(単著)
韓国史研究

153, 281-309
2011/06



戦後日本において、朝鮮人・台湾人は「第三国人」という特異な呼称で呼ばれた時期があった。朝鮮人を日本社会の秩序を乱す存在とみなす認識は、「第三国人」という言葉が報道などで使用されることによって、不当に誇張、宣伝され、従前からの差別意識と結びつきながら、日本人の集団的記憶の中に沈殿していった。この言葉によって作り出された朝鮮人に対するイメージは、新たな差別語を生み出す土壌として今も生き続けている。
27 (MISC)総説・解説(大学・研究所紀要)
共著
解放直後・在日済州島出身者の生活史調査(9・下)―梁寿玉さんへのインタビュー記録―
藤永壯, 高正子, 伊地知紀子, 鄭雅英, 皇甫佳英, 高村竜平, 村上尚子, 福本拓, 高誠晩
大阪産業大学論集人文・社会科学編

12, 111-127
2011/06



大阪在住の済州島出身者に、解放直後の時期を中心とした生活体験を語っていただくインタビュー調査の9回目の記録の後半である。
28 (MISC)総説・解説(大学・研究所紀要)
共著
解放直後・在日済州島出身者の生活史調査(9・上)―梁寿玉さんへのインタビュー記録―
藤永壯, 高正子, 伊地知紀子, 鄭雅英, 皇甫佳英, 高村竜平, 村上尚子, 福本拓, 高誠晩
大阪産業大学論集人文・社会科学編

11, 71-90
2011/02



大阪在住の済州島出身者に、解放直後の時期を中心とした生活体験を語っていただくインタビュー調査の9回目の記録の前半である。
29 研究論文(学術雑誌)
単著
在日済州人と‘密航’―‘在日済州島出身者の生活史を記録する会’の調査から―
(単著)
4・3と歴史

9・10合本, 153-176
2010/12



朝鮮人の日本への「密航」の状況と、それに対する日本政府の対応策を全般的にたどったうえで、インタビュー調査結果から読み取れる済州島民の「密航」の様子や、渡日後の生活状況などを整理して紹介した。
30 研究論文(学術雑誌)
単著
韓国における「親日」清算問題の位相
(単著)
歴史学研究

872, 10-19
2010/10



本稿では、韓国において「親日」行為真相究明の取り組みが提起され、推進されるに至った歴史的事情を概観したのち、具体的な作業の進行過程やその成果を『親日人名辞典』や政府報告書での記載内容などを通じて紹介した。そのうえで「親日」清算をめぐって、韓国や日本のマスコミなどで繰り広げられた議論を取り上げ、その意味を検証した。
31 (MISC)総説・解説(大学・研究所紀要)
共著
解放直後・在日済州島出身者の生活史調査(8・下)―金春海さんへのインタビュー記録―
藤永壯, 高正子, 伊地知紀子, 鄭雅英, 皇甫佳英, 高村竜平, 村上尚子, 福本拓,高誠晩
大阪産業大学論集人文・社会科学編

9, 143-158
2010/06



大阪在住の済州島出身者に、解放直後の時期を中心とした生活体験を語っていただくインタビュー調査の8回目の記録の後半である。
32 (MISC)総説・解説(大学・研究所紀要)
共著
解放直後・在日済州島出身者の生活史調査(8・上)―金春海さんへのインタビュー記録―
藤永壯, 高正子, 伊地知紀子, 鄭雅英, 皇甫佳英, 高村竜平, 村上尚子, 福本拓,高誠晩
大阪産業大学論集人文・社会科学編

8, 69-88
2010/02



大阪在住の済州島出身者に、解放直後の時期を中心とした生活体験を語っていただくインタビュー調査の8回目の記録の前半である。
33 (MISC)その他記事
単著
資料紹介 十五年戦争期・台湾の接客業―『台湾日日新報』の記事より―
(単著)
季刊 戦争責任研究

66, 75-86
2009/12



戦時期台湾の公娼制度・接客業の状況を概観するために、当時、台湾最大の日刊紙であり、台湾総督府の機関紙の役割を果たしていた『台湾日日新報』から、十五年戦争期の公娼制度・接客業に関連する記事を紹介した。
34 (MISC)総説・解説(大学・研究所紀要)
共著
解放直後・在日済州島出身者の生活史調査(7・下)―玄瑽玟さんへのインタビュー記録―
藤永壯, 高正子, 伊地知紀子, 鄭雅英, 皇甫佳英, 高村竜平, 村上尚子, 福本拓
大阪産業大学論集 人文・社会科学編

7, 115-137
2009/10



大阪在住の済州島出身者に、解放直後の時期を中心とした生活体験を語っていただくインタビュー調査の7回目の記録の後半である。
35 (MISC)総説・解説(大学・研究所紀要)
共著
解放直後・在日済州島出身者の生活史調査(7・上)―玄瑽玟さんへのインタビュー記録―
藤永壯, 高正子, 伊地知紀子, 鄭雅英, 皇甫佳英, 高村竜平, 村上尚子, 福本拓
大阪産業大学論集 人文・社会科学編

6, 85-105
2009/06



大阪在住の済州島出身者に、解放直後の時期を中心とした生活体験を語っていただくインタビュー調査の7回目の記録の前半である。
36 (MISC)総説・解説(大学・研究所紀要)
共著
解放直後・在日済州島出身者の生活史調査(6・下)―金好珍さんへのインタビュー記録―
藤永壯, 高正子, 伊地知紀子, 鄭雅英, 皇甫佳英, 高村竜平, 村上尚子, 福本拓
大阪産業大学論集 人文・社会科学編

5, 115-138
2009/03



大阪在住の済州島出身者に、解放直後の時期を中心とした生活体験を語っていただくインタビュー調査の6回目の記録の後半である。
37 (MISC)総説・解説(大学・研究所紀要)
共著
解放直後・在日済州島出身者の生活史調査(6・上)―金好珍さんへのインタビュー記録―
藤永壯, 高正子, 伊地知紀子, 鄭雅英, 皇甫佳英, 高村竜平, 村上尚子, 福本拓
大阪産業大学論集 人文・社会科学編

4, 131-155
2008/10



大阪在住の済州島出身者に、解放直後の時期を中心とした生活体験を語っていただくインタビュー調査の6回目の記録の前半である。
38 (MISC)総説・解説(大学・研究所紀要)
共著
解放直後・在日済州島出身者の生活史調査(5・下)―高蘭姫さんへのインタビュー記録―
藤永壯, 高正子, 伊地知紀子, 鄭雅英, 皇甫佳英, 高村竜平, 村上尚子, 福本拓, 塚原理夢
大阪産業大学論集 人文・社会科学編

3, 125-147
2008/06



大阪在住の済州島出身者に、解放直後の時期を中心とした生活体験を語っていただくインタビュー調査の5回目の記録の後半である。
39 (MISC)総説・解説(大学・研究所紀要)
共著
解放直後・在日済州島出身者の生活史調査(5・上)―高蘭姫さんへのインタビュー記録―
藤永壯, 高正子, 伊地知紀子, 鄭雅英, 皇甫佳英, 高村竜平, 村上尚子, 福本拓, 塚原理夢
大阪産業大学論集 人文・社会科学編

2, 106-126
2008/03



大阪在住の済州島出身者に、解放直後の時期を中心とした生活体験を語っていただくインタビュー調査の5回目の記録の前半である。
40 (MISC)総説・解説(大学・研究所紀要)
共著
解放直後・在日済州島出身者の生活史調査(4・下)―李健三さんへのインタビュー記録―
藤永壯, 高正子, 伊地知紀子, 鄭雅英, 皇甫佳英, 高村竜平, 村上尚子, 福本拓, 塚原理夢, 李陽子
大阪産業大学論集 人文・社会科学編

1, 31-56
2007/10



大阪在住の済州島出身者に、解放直後の時期を中心とした生活体験を語っていただくインタビュー調査の4回目の記録の後半である。
41 (MISC)総説・解説(大学・研究所紀要)
共著
解放直後・在日済州島出身者の生活史調査(4・上)―李健三さんへのインタビュー記録―
藤永壯, 高正子, 伊地知紀子, 鄭雅英, 皇甫佳英, 高村竜平, 村上尚子, 福本拓, 塚原理夢, 李陽子
大阪産業大学論集 人文科学編

122, 99-124
2007/06



大阪在住の済州島出身者に、解放直後の時期を中心とした生活体験を語っていただくインタビュー調査の4回目の記録の前半である。
42 (MISC)その他記事
単著
書評 朴宣美著『朝鮮女性の知の回遊―植民地文化支配と日本留学―』
(単著)
女性史学

16, 174-178
2006/07



本書は植民地期の朝鮮人女子留学生を主題とする初めての総合的、本格的な研究書である。実証研究としての成果にとどまらず、「知の回遊」という著者の独創的な概念を導入することによって、帝国的文化構造が近代ジェンダーシステムを再生産するという「植民地近代」のメカニズムの一部を明らかにした。だが一方で「植民地近代」のメカニズムの存在を実証せんがため、日本の「近代的」植民地統治がつくりだした文化支配装置の強固さを強調しすぎた感もなくはない。著者が今後、帝国支配の困難な環境の中で、朝鮮女性がどのように主体的に自らの生を切り開いていこうとしたのかという問題についても、より積極的に取り組まれることを期待したい。
43 学位論文(その他)
単著
韓国の「過去清算」とは何か
(単著)
情況

3-6/ 9, 70-83
2005/10



韓国社会における過去清算の意味、内容、歴史的過程を概観した。過去清算の射程は、植民地支配に関わる諸問題にとどまらず、解放後の朝鮮戦争期や権威主義政権の時期に発生した暴力・虐殺・人権蹂躙などの事件も積極的に問題化されてきた。それは過去清算の目的が、何よりも韓国社会の民主主義を発展させるところにあったからと言える。そして2005年5月、韓国の国会では「真実・和解のための過去事整理基本法」が通過し、近現代史上のさまざまな民衆弾圧・虐殺事件を包括的に清算する方向が示されたのである。
44 研究論文(学術雑誌)
単著
植民地朝鮮における公娼制度の確立過程―1910年代のソウルを中心に―
(単著)
二十世紀研究

5, 13-36
2004/12



植民地朝鮮における日本の公娼制度は、1916年の「貸座敷娼妓取締規則」をはじめとする一連の接客業取締規則の制定を契機に確立した。従来の朝鮮人接客女性は日本の警察当局が定めた分類にあわせて再編成され、娼妓=公娼以外の「売春」する女性は私娼として摘発の対象となった。また朝鮮社会全般にわたって性風俗意識の「日本化」が浸透し、第1次世界大戦による好景気が接客婦需要の急増をもたらした。こうして誘拐・詐欺などの手段をも駆使しながら接客婦を供給する女性売買のメカニズムが、この時期に形成されていったのである。
45 (MISC)総説・解説(大学・研究所紀要)
単著
日本の高等教育機関における朝鮮語教育の現状―本学の事例を中心に―
(単著)
大阪産業大学人間環境論集

2, 107-119
2003/03



本稿では日本の高等教育機関における朝鮮語教育の将来を展望するための材料として、まずその歴史を整理したうえで、本学の事例を中心に朝鮮語教育の現状と学習者の意識を紹介した。日本における朝鮮語教育は、隣国との交流拡大傾向に後押しされ、近年その必要性が広く認定されるようになった。また本学でのアンケート調査の結果を見る限り、朝鮮語は魅力ある言語として、学生たちに好意的に受け入れられているようである。朝鮮語学習に対する関心は着実に根を下ろしつつあると言えよう。
46 (MISC)その他記事
単著
日本から見た「ポスト・モダニズム歴史理論」論争
(単著)
歴史批評

58, 64-71
2002/02



本稿執筆当時、韓国で論争が展開されていた「ポスト・モダニズム歴史理論」論争に関連して、とくに「脱民族・脱国家的な歴史認識」は成立しうるのかという点について、外国人研究者としての見解を述べた論稿。私はまず日本での「脱民族・脱国家的な歴史認識」の拡散過程を紹介し、韓国民族主義の歴史的意義を高く評価したうえで、民族主義が開かれたものであるならば、韓国のそれはいまだ東アジア地域の平和と安定に貢献できる可能性を失っていないと指摘した。
47 (MISC)総説・解説(大学・研究所紀要)
共著
解放直後・在日済州島出身者の生活史調査(3)―姜京子さんへのインタビュー記録―
藤永壯, 伊地知紀子, 鄭雅英, 皇甫佳英, 張叶実
大阪産業大学論集 人文科学編

105, 51-81
2001/10



大阪在住の済州島出身者に、解放直後の時期を中心とした生活体験を語っていただくインタビュー調査の3回目の記録である。
48 (MISC)総説・解説(大学・研究所紀要)
共著
解放直後・在日済州島出身者の生活史調査(2)―金徳仁さん・朴仁仲さんへのインタビュー記録―
藤永壯, 高正子, 伊地知紀子, 鄭雅英, 皇甫佳英, 張叶実, 張征峰
大阪産業大学論集 人文科学編

104, 59-88
2001/06



大阪在住の済州島出身者に、解放直後の時期を中心とした生活体験を語っていただくインタビュー調査の2回目の記録である。
49 (MISC)総説・解説(大学・研究所紀要)
共著
解放直後・在日済州島出身者の生活史調査(1・下)―梁愛正さんへのインタビュー記録―
藤永壯, 高正子, 伊地知紀子, 鄭雅英, 皇甫佳英, 張叶実
大阪産業大学論集 人文科学編

103, 43-62
2001/03



大阪在住の済州島出身者に、解放直後の時期を中心とした生活体験を語っていただくインタビュー調査の1回目の記録の後半である。
50 (MISC)総説・解説(大学・研究所紀要)
単著
植民地台湾における朝鮮人接客業と「慰安婦」の動員―統計値から見た覚え書き―
(単著)
近代社会と売春問題(産研叢書16)

81-116
2001/03



植民地期に台湾に居住した朝鮮人は一貫して男性よりも女性のほうがはるかに多かったが、これは台湾に多数の朝鮮人接客婦が渡来していたためであった。朝鮮人娼妓が台湾に渡航する契機は日本人業者によってつくられ、以後も相当数が日本人経営の貸座敷に抱えられていた可能性が高い。日中戦争期に華南地方で大規模な軍事作戦が展開されると、台湾を経由して多数の朝鮮人女性が「慰安婦」として動員されたが、それは上記のような台湾における朝鮮人風俗営業の状況に起因するものであった。
51 (MISC)総説・解説(大学・研究所紀要)
共著
解放直後・在日済州島出身者の生活史調査(1・上)―梁愛正さんへのインタビュー記録―
藤永壯, 高正子, 伊地知紀子, 鄭雅英, 皇甫佳英, 張叶実
大阪産業大学論集 人文科学編

102, 57-74
2000/10



大阪は日本全国で最も韓国・朝鮮人が集中している地域であり、しかもその多くを済州島出身者が占めている。しかし植民地期に比べて、解放直後の在阪朝鮮人の歴史については文献資料が不足していることなどから研究の蓄積が少なく、とくに当時の生活状況などについては実態がほとんど明らかにされていない。そこで私たちは大阪在住の済州島出身者に、解放直後の時期を中心とした生活体験を語っていただくインタビュー調査を実施した。本稿はその1回目の調査記録の前半である。
52 (MISC)その他記事
単著
書評 歴史問題研究所ほか編『済州四・三研究』
(単著)
朝鮮史研究会論文集

37, 197-210
1999/10



本書は済州島4・3事件(1948年)を主題に、韓国で刊行された最初の本格的な研究書である。共同研究の成果である本書に対して、拙稿では執筆者たちが一致して指摘している論点、見解に相違の見られる論点を整理したのち、特色ある個別研究の内容を補足して紹介する形式を取った。そのうえで、4・3事件が反共国家秩序の形成に与えた影響、東アジア冷戦体制との連関性、植民地期民族解放運動との連続性、在日朝鮮人との関係などについて、いっそう研究を深める必要性を提唱した。
53 (MISC)総説・解説(大学・研究所紀要)
単著
植民地期・済州島の実力養成運動とその人員構成―1920年代を中心に―
(単著)
大阪産業大学論集 社会科学編

113, 67-90
1999/06



植民地期・済州島の実力養成運動団体の活動と、その構成員の動向を分析し、この運動に内在していたさまざまな方向性と、実際にそれが分化していく過程を追跡した。実力養成運動の改良主義的性格に対する内部批判勢力が、やがて社会主義者の一団を形成し、済州島の民族解放運動をリードする存在となること、しかし一方では植民地権力との関係を密接化する者や、社会主義運動とは一線を画す民族主義者も相当数存在したと思われることなどを指摘した。
54 研究論文(学術雑誌)
単著
現代日本反動勢力の韓国史認識―日本型歴史修正主義が登場するまで―
(単著)
歴史批評

44, 286-308
1998/08



近年登場した日本型歴史修正主義の主張に見られる、韓国史認識の問題点を分析した論考である。比較のために、戦後日本政府の見解の変遷、右翼勢力の韓国史に対する見方を紹介したうえで、日本型歴史修正主義の論理、「慰安婦」問題をめぐる論争、自由主義史観研究会の韓国史認識などを検討した。最後に歴史修正主義登場の背景に、現代日本社会の閉塞状況が存在することを指摘した。
55 (MISC)総説・解説(大学・研究所紀要)
単著
日露戦争と日本による「満州」への公娼制度移植
(単著)
快楽と規制―近代における娯楽の行方―(産研叢書8)

57-100
1998/05



日露戦争期の日本軍による買売春管理を契機に「満州」に公娼制度が移植される過程と、その制度の内容や特徴などを検討した。
56 (MISC)その他記事
単著
書評 吉見義明・林博史編著『共同研究 日本軍慰安婦』
(単著)
季刊 戦争責任研究

13, 27-31
1996/09



日本軍「慰安婦」制度の全体像の解明を試みた共同研究の成果に対する書評。多角的を視点よりこの問題にアプローチした本書は、従来の研究水準を一挙に引き上げたものとして高く評価できる。コメントとして前線において軍司令部の統制外にあった「慰安所」の位相について、より実態に即した性格づけが可能ではか、かとの見解を述べた。
57 (MISC)その他記事
共著
1995年の歴史学界 回顧と展望 朝鮮
田中俊明、須川英徳、藤永壯
史学雑誌

105/ 5, 246-256
1996/05



前年の日本における歴史研究の動向を紹介する『史学雑誌』恒例の企画で、著者は他の2氏とともに「朝鮮」の項目を担当。1995年の朝鮮近現代史分野における日本国内の主要な研究について概観した。
58 (MISC)総説・解説(大学・研究所紀要)
単著
資料紹介 上海の公娼制度に関する法令資料について
(単著)
大阪産業大学論集 人文科学編

86, 1-32
1995/10



上海に導入された日本型公娼制度の実態を把握するための基礎資料として、筆者が発掘、整理した関係法令資料(上海共同租界布告、在上海日本総領事館令、上海居留民団条例)の条文を紹介した。また参考資料として上海共同租界調査淫業董事会の報告書「上海における売春の状況」(1920年)と、著者の調査による上海図書館蔵書楼所蔵の日本語新聞リストを添付した。
59 (MISC)総説・解説(大学・研究所紀要)
単著
上海の日本軍慰安所と朝鮮人
(単著)
国際都市上海(産研叢書1)

99-179
1995/09



歴史学と文学を専攻する研究者による共同研究の報告書に執筆した。上海における日本型買売春システムの形成過程、朝鮮人風俗営業・慰安所経営の実態、慰安所の具体的な存在状況などを解明した。
60 (MISC)その他記事
単著
書評 中塚明著『近代日本の朝鮮認識』
(単著)
史林

77/ 1, 142-148
1994/01



本書において著者は、近代日本の朝鮮認識に見られるさまぎまを問題点を、克明に分析したうえで、このような朝鮮認識の歪 みが、今日の日本社会にも引き継がれていること、そして、その認識の根底に戦前・戦後を通じて変わらぬ「帝国主義の固有の 性格」があることを強調している。 評者は著者の意見に大筋では同意しつつも、著者の手法が、朝鮮民族解放運動を帝国主義研究の補強材料として使用する危険性をはらむものである点も、あわせ指摘した。
61 (MISC)その他記事
単著
書評 朴賛勝著『韓国近代政治思想史研究―民族主義右派の実力養成運動論―』
(単著)
朝鮮民族運動史研究

9, 150-163
1993/09



本書は植民地期朝鮮における民族改良主義者(民族主義右派)の実力養成運動論の変遷と、これにもとづき展開された「文化運動」「自治運動」の実態を分析したものである。評者は、実力養成運動の展開過程を膨大な史料を駆使しつつ体系的に論じようとした著者の試みを高く評価しながらも、各政治勢力の性格を階級基盤と結びつけるうえで、あまりに単純化した図式を適用する本書の立場に懸念を表明した。
62 研究論文(学術雑誌)
単著
開港後の「会社」設立問題をめぐって―朴琪淙と汽船業・鉄道業―(下)
(単著)
朝鮮学報

141, 1-38
1991/10



1880年代末、朴琪淙を中心に設立された「汽船会社」の汽船運航事業は、朝鮮において前近代的な水運の枠を乗り越えようとする試図であったと評価できるが、旧来からの商習慣にもとづく利権売却、日本に対する依存傾向など時代的限界性をもはらむものであった。このような朴琪淙の限界は大韓帝国期の鉄道建設計画において露出し、結局彼は日本に鉄道利権を獲得させる仲介の役割を演じることになった。彼の発想をもってしては近代的企業経営はおろか、民族の独立維持という至上の課題にさえ応えられない時代状況を迎えていたのである。
63 研究論文(学術雑誌)
単著
開港後の「会社」設立問題をめぐって―朴琪淙と汽船業・鉄道業―(上)
(単著)
朝鮮学報

140, 55-86
1991/03



1880年代末、朴琪淙を中心に設立された「汽船会社」の汽船運航事業は、朝鮮において前近代的な水運の枠を乗り越えようとする試図であったと評価できるが、旧来からの商習慣にもとづく利権売却、日本に対する依存傾向など時代的限界性をもはらむものであった。このような朴琪淙の限界は大韓帝国期の鉄道建設計画において露出し、結局彼は日本に鉄道利権を獲得させる仲介の役割を演じることになった。彼の発想をもってしては近代的企業経営はおろか、民族の独立維持という至上の課題にさえ応えられない時代状況を迎えていたのである。
64 研究論文(学術雑誌)
単著
一九三二年済州島海女のたたかい
(単著)
朝鮮民族運動史研究

6, 87-135
1989/12



1932年、海女漁業組合の不正に反対し、自らの生活を擁護すべく展開された済州島海女の示威闘争について検討した。この闘争には、共産党再建をめざす左翼青年たちが関わっていたと推定され、また彼らを介して大阪での在日朝鮮人運動との関係も重要なものであった。この闘争は海女たちの「生きるためのたたかい」であると同時に、前衛と大衆が無理なく出会えた地域闘争でもあった。
65 (MISC)その他記事
単著
書評 呂万和著『明治維新と中国』
(単著)
日本史研究

325, 94-98
1989/09



中国人研究者の明治維新論に対する書評。従来の研究成果を丹念に追跡し、これを自らの問題関心に引きつけながら体系化したうえで、著者独自の見解を展開した本書の意義を評価しつつも、日本の「近代化」への高い評価に対し、若干の疑問点をコメントとして述べた。
66 研究論文(学術雑誌)
単著
植民地下日本人漁業資本家の存在形態―李堈家漁場をめぐる漁民との葛藤―
(単著)
朝鮮史研究会論文集

24, 127-154
1987/03



日本統治下の朝鮮における、代表的な漁業資本家の漁場経営方式を検討した。この資本家の場合、王族・李堈家の漁場を借り受け、大規模経営をおこなうとともに、その一部を零細な朝鮮人漁民に転貸する地主的な性格をも合わせ持っていた。しかし高額な転貸料は朝鮮人漁民との対立を引き起こし、総督府のイニシアチブにより、李堈家漁場の民間売却という形で解決がはかられたのであった。